■遅延
ゲームをしていて、こんな経験はありませんか?
『なんかボタンの反応が悪いな・・。』
『アクションが重たい・・』
『アクションゲームなのにボタンを押しても爽快感がない・・』
これらの原因のひとつに、「音の発生タイミング」が起因している場合があります。
ユーザーが入力の反応を認識する要素は、「映像」と「音」です。
負荷がかかっているパソコンで文字をキーボードで打ったときに、
文字の表示が遅れることがありますよね、
あれってすごくストレスになりませんか?
「音」も同じです。
キーボードを打つときの音って気持ちいいですよね、
でもあの「パチッ」という音が、
もし遅れて聞こえてくると想像してみてください・・・
気持ち悪いし、ストレスですよね。
【発生タイミング】
「ユーザーに何が起こったかを表現する効果音」については、
音の発生タイミングは、ユーザーの入力直後に再生するのがベストです。
例え、グラフィック表示がユーザーの入力直後に変化せず、
遅れている状態だとしても(もちろんグラフィックも合わせるのがベスト)、
ズレるのを認識した上で音の発生タイミングを入力直後にしたほうがよいです。
とにかく、反応があったことを「音」「映像」を使って瞬時に情報を与えることが、
ユーザーに「爽快感」「気持ちよさ」を感じてもらうための一つの要素だと思います。
そのためにも、
音ファイルの中身をみて先頭に無音部分がないか、
しっかり確認しておきましょう。
発生タイミングはベストなのに、音ファイルの中身で先頭に無音が入っていては
元も子もありません。
特別な理由がない限りは、無音を除去しておきましょう。
※あまり良い方法ではないのですが、プログラムもフィックスして、
期限も間近。プログラマさんの手を借りずに、音のタイミングだけ少し遅らせたい!!
というときに、最後の手段として無音を入れることで調整する方法もあります(笑)