【音が人を苦しめることもある】

皆さんは、「モスキート音」をご存知でしょうか?

つい先日、このモスキート音の制作依頼があったので、自分でも色々と調べたわけです。

結果的には制作をお断りさせて頂いたのですが、音について少し考えさせられたので

ブログに書いてみようと思いました。



モスキート音とは

17000Hz以上の高周波で、一般的には「大人には聞こえない」とされる音です。

人間は加齢とともに聴覚が衰退していくようで30代くらいから17000Hz前後の音を境に、

聞こえなくなるという実験結果が出ているようです。

実際に自分で試しましたが、18000~19000Hzの間で完全に聞こえなくなりました。

この高周波をモスキート音と呼ぶそうです。

しかしこの音は、長時間聴き続けると気分が悪くなったり頭痛、吐き気をもよおす危険性があります



一般的にどんな使われ方をするの?

一般的には、「耳の年齢をチェックする」という内容でこの音が用いられているようです。

飲み会の席で、この音を発するアプリを使って「耳年齢チェック」を行い、

オジサン、オバサン化しているか!?などで盛り上がるようです(笑)

しかし、このような楽しみ方以外に良くない使用方法もあることを知りました。



良くない使われ方

このモスキート音が若い年齢の人間にしか聞こえないことを利用し、コンビニや公園で

たむろし、自分たち大人に迷惑をかける者に向けてこのモスキート音を鳴らし続け

撃退するという事例があるようです。

また逆に学生が、大人には聞こえないことを利用して

このモスキート音を携帯の着信音にし、先生には気づかれずに連絡のやりとりを

行ったり、先生が聞こえない様子を楽しんだりしていることがあるようです。



さらに悪い使われ方

驚くべきことですが、この音を「拷問」として使用していた事例もあるようです。

なかなか自白をしない者に向けて、四六時中モスキート音を鳴らし続け、

耐え切れなくなって自白をするという寸法です。

想像しただけでも嫌悪感がする拷問です。



「聞こえない」=無害ではない・・はず

確かにモスキート音は大人には聞こえないようです。

感じることもできないようですが、これは無害ということではないと僕は考えます。

「聞こえない」のではなく、「聴覚が麻痺している」のではないでしょうか?

例えば、皮膚に麻酔を打って痛覚が無くなっている状態に似ていると思います。

本当は痛いはずなのに、感覚が麻痺してわからない⇒聞こえない

ではないかと。

確実に耳にダメージがあり、聞こえないと思っている大人も耳を痛める

僕は考えています。

自分は聞こえないからといって、迷惑をかける若者に対して鳴らし続ける行為は、

自分はおろか、無関係の人や、隣人、家族にまでダメージを与えている可能性があることに

気づいて欲しいです。



思ったこと

「音」は人に喜怒哀楽を伝えても、「苦」を与えることがあるとは

考えもしていませんでした。

もちろんモスキート音自体が悪いのではなく、使う人間の使用方法に問題があるのですが、

このようなことを調べているうちに、

普段、自分が作っている音が、もしかすると知らず知らずのうちに

人を苦しめるような結果になる事があるかもしれない
と気づき、

今まで以上に自分の作る音に責任をもち、また音の危険性に注意するきっかけになりました。

ただ作るだけでなく、その音がどうやってお客さんのところへ届くのか?

またどうやって使われるのか?

作る側には当然の事なのですが、非常に考えさせられました。

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